小2算数「さんかくやしかくの形をしらべよう」指導アイデア(2/10時)《三角形と四角形はどれかな》

執筆/神奈川県公立小学校教諭・梅本樹徳
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、島根県立大学教授・齊藤一弥

本時のねらいと評価規準(本時2/10時)

ねらい

辺や頂点の数に着目して、図形を分類する活動を通して、三角形、四角形の意味や性質を理解する。

評価規準

図形の辺や頂点の数に着目して、図形を分類しようとしている。

もんだい
三角形と四角形はどれかな。
※図を提示する。(第1時と同様の図)

昨日の授業ではどんなことをしましたか。

三角と四角に分けてみたら、「き」は、三角と思う人と四角と思う人がいて、意見が分かれました。

それで、三角形と四角形のどちらになるかで考えると、四角形だとはっきりしました。

4本の直線で囲まれているから、「き」は四角形ということが分かりました。

直線で囲まれているかどうかを見ると、ほかにも三角形や四角形を見付けられます。

では、三角形や四角形を見付けてみましょう。

学習のねらい

直線でかこまれているかにちゅう目して、三角形と四角形を見つけよう。

見通し

・直線になっているかどうかを調べよう。

・直線が何本あるかを調べて見分けよう。

自力解決の様子

A つまずいている子

「直線」に着目しているが、直線の本数に着目できていない。


B 素朴に解いている子

「直線」に着目しているが、頂点にあたる部分が丸くなっている形の判断ができない。


C ねらい通りに解いている子

正しく三角形と四角形を見付けて理由も説明できている。

学び合いの計画

前時では、提示したさまざまな図形を三角と四角に分ける活動を行います。一年生でものの形に着目してきた子供たちは「き」のような形を三角と見たり四角と見たりします。

イラスト/横井智美

『教育技術 小一小二』2021年8/9月号より

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