小六道徳「緑の闘士~ワンガリ・マータイ 」子供たちの意見を板書で天秤に表す
役割演技や板書の工夫など、授業に生かせるアイデア満載の授業レポート。今回は 「強いからだと豊かな心を養い、最後までよく考え、意欲的に生きる子どもの育成」を学校目標に、伝統と新しい視点から学校生活や教育内容の充実化を目指す和歌山県和歌山市立岡崎小学校の例をご紹介します。

目次
教材
教材名:「緑の闘士ーワンガリ・マータイー 」(出典 :「生きる力 」日本文教出版)
内容項目 :自然愛護
導入
本時のねらい
自然環境保護に取り組むマータイさんの姿を通して、かけがえのない自然環境を大切にしていこうとする心情を育てる。
発問1
マータイさんのことを覚えていますか?

「もったいない」という言葉を世界に広めた人。
ものや自然を大事にする考え方を広めてノーベル平和賞を受賞した人!
導入として、5年生で学習したワンガリ・マータイさんについて、子供たちに問います。すぐに「もったいないの人!」という声があがりました。過去の学習内容を思い出しながら、本時の学習に入っていきます。
6年生は、教材の展開を見抜く能力が高くなる年齢
理想的な意見だけで終わらない工夫を
6年生は精神的にも発達し、授業の展開や結論を先に読んで理想的な発言をしがちです。表面的な意見より、できるだけ心の奥から本音を引き出せる授業をしたいと考えています。そのために、異なる意見の両者を掘り下げながら、本当に考えていることに近付けるように、発問を工夫しています。