授業で使える楽しい地名・漢字ゲーム2種【高学年向け学級レク】
授業中や学活などで、5分ほどでできる学習遊び、学級レクをご紹介します。ゲームを通じて仲間意識を持ったり、学級がひとつにまとまる効果も期待できます。また、集中力が切れてしまったときや、学級の空気を切り替えたいときにもピッタリ。楽しく学習をしながら気分の切り替えを行いましょう。
目次
地名しりとり
【ねらい】
グループで協力しながら、いろいろな地名を楽しく覚えることができる。
【進め方】
1. 4人1組程度のグループ(班)になる。
2. クラスを半分にして2チームに分ける。
3. 最初の地名を提示する(両チームに別々の地名をお題に出してもよい)。
4. 1班の①~④→2班の①~④・・・のように、グループで順番を決めて、黒板に書いていく。パスはチームで3回までしてもよい。
<例>大阪(おおさか)→神奈川(かながわ)→和歌山(わかやま)→松江(まつえ)→愛媛(えひめ)・・・
5. 制限時間(3~5分程度)の中で多く書けたチームの勝ち。ポイント制とする。
6. ゲーム後、お互いのチームの答えにおかしな点がないかをチェックしながら答え合わせをする(間違ったものはポイントに入れない)。
地図帳や本など、なんでも見てOK。地図に載っている地名ならどこでもOKにすれば、クラス全員で楽しめます。
漢字ベースボール
ねらい
グループで楽しく活動しながら、ゲーム感覚で漢字を覚えることができる。
【進め方】
1. 黒板に、ベースボールのダイヤモンドを書く。
2. 「地名しりとり」と同じ形態で、グループになり、クラスを半分に分ける。
3. お題を提示する。
〈お題〉きへんの漢字
〈答えの例〉林・校・橋・樹・機・械・札・柿・桟・杭・など
4. 時間を決めて(30秒~1分程度)、黒板の両サイドに、お題にあった漢字を書いていく。漢字を多く書いたグループの勝ち。勝ったら1塁に進むことができる。
5. 次のグループは、その続きから行う。
6. 一回戦1班対8班、二回戦2班対7班、三回戦3班対6班、四回戦4班対5班というように、グループごとに対戦し、紅白で競う。
7. グループ戦以外にも、ノートにベースボールのダイヤモンドを書いて、個人戦にすることもできる。
漢字ドリルや教科書、何でも見てもよいことにすると、漢字が苦手な子どもも楽しめます。
参考図書『5分でできる学習遊びベスト50』上條晴夫著(たんぽぽ出版)
執筆/大阪府公立小学校教諭・谷輪優子
イラスト/北澤良枝
『小六教育技術』2017年8月号増刊より