小5外国語 Unit4「He can bake bread well.」指導アイデア
監修/文部科学省視学官・直山木綿子
執筆/沖縄県公立小中学校教諭・平良 優
授業提案/平良 明美、平良 優
教材/『NEW HORIZON Elementary 5』 (東京書籍)
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目次
単元計画(主な学習内容)
1時
自分や相手、第三者ができることやできないことの話を聞いて、その概要を捉えることができる。
2時
自分や相手ができることやできないことを表す表現がわかり、具体的な情報を聞き取ることができる。
3時
自分や相手ができることやできないことについて、尋ねたり答えたりすることができる。
4時
自分や相手ができることやできないことについて、尋ねたり答えたりすることができる。
5時(本時)
第三者のできることなどについて紹介することができる。
6時
第三者のできることなどについて、自分の考えや思いを含めて紹介することができる。
7時
自分が紹介したい第三者について、クラスのみんなによく知ってもらうために、自分の考えや思いを含めて紹介することができる。
8時
身近な人について紹介したり、世界で働く人々について考えたりし、世界と日本の文化に対する理解を深める。
身近な人を紹介しよう
目標(5/8)
第三者のできることなどについて紹介することができる。
授業について
本単元では、学級のみんなに自分や第三者についてよく知ってもらうために、できることやできないことなどについて、自分の考えや思いを含めて紹介する活動を行います。本時では、第三者を表すHe/Sheを用いて、前時に作成したインタビューカードを基に、第三者を紹介する言語活動を行います。
1 Hello, How are you?(1分)
子供たちと挨拶をする。
2 先生の友達紹介(9分)
教師の友達について紹介します。友達の名前の後に、その友達のできることやできないことを伝える際に、He/Sheを用います。まずは、複数名紹介します。意図的に、黒板の左右に男女別に分けて写真を提示します。
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次の友達を紹介する際に、写真を提示し名前を伝えた後、子供たちに“He?”“She?”と尋ね、黒板左右のどちらに提示するかを考えさせます。こうすることで、HeとSheの違いに気付くように促していきます。
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最後に、教師の親しい友達の家族について紹介します。子供たちは、とてもにこやかな表情で聞き入っていました。
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3 本時のめあて(2分)
Today’s goal
これまでの単元では、“I”と“You”を用いて、自分と目の前の相手のことを伝えてきたことに対して、本単元では、He/Sheを用いて、目の前にいない他者のことについても伝えられるということを再度確認をします。そして、本時のめあて「友達のできることやできないことについて伝えよう」を設定します。
4 メモリーゲーム(10分)
聞き手に他者のことを紹介するために、4~6名程度のグループで、He/Sheを用いて話す練習をします。Aは自分のできることのみを紹介し、Bから以降は、自分の前の友達のできることを紹介した上で、自分のできることを紹介します。希望するグループは全体の前で挑戦させます。
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5 友達のことを伝えよう(8分)
前時で互いのできること、できないことについてインタビューを行いました。そのインタビューカードの情報を基に、友達の紹介を行います。
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本活動はグループで行います。教師はグループに1枚、クラスの集合写真を配付します。その写真を用いて、紹介する友達を指し示しながら、自分のグループにいない友達のことを紹介します。グループのメンバーを入れ替えながら数回行います。
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学級の実態に応じて、教科書P.39のLet’s Chant(④ She can sing well.)を用いてもよいでしょう。
6 Let’s Listen2(5分)
(教科書P.41)
登場人物の話を聞いて、わかったことを4線に書きます。本活動は、人物の名前をローマ字で書き、HeとSheのどちらかを判断して書き込む活動です。
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7 Reflection(5分)
本時の活動の振り返りを行います。
8 Sounds and Lettter(5分)
本単元では、毎時間終末5分に大文字を聞いて、書く活動を行います。
構成/浅原孝子
『教育技術 小五小六』2021年8/9月号より