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【指導計画】1年算数「とけい」

2019/8/1

執筆/福岡県北九州市立桜丘小学校教諭 加藤 恵美
編集委員/ 国立教育政策研究所教育課程調査官 笠井 健一
福岡教育大学教授 清水 紀宏

単元名「とけい」

本時のねらいと評価規準(本時の位置 1/2)

【本時のねらい】

現実場面の時刻を時計から読み取る活動などを通して、時刻を読み取ったり、表したりすることができるようにする。

【評価規準】

時刻(何時、何時半)を読み取ったり、時刻を模型の時計で表したりすることができる。(技能)

問題

【見通し】

まず、9時の場合について、デジタル時計の「9」が、アナログ時計の短針が指している数であることに着目させる。

はじめますの時刻

どれも学校の絵です。(左側から2番目を指して)「はじめます」は、何時かわかりますか。

9時だと思います。

なぜ9時なのか、前に来て説明できますか。

(デジタル時計を指して)ここが9だから、9時です。

(アナログ時計を指して)ここが9だから、9時です。

次は、「あいさつ」が何時か、考えていきましょう。

本時の学習のねらい②

とけいのはりを みて、なんじかを かんがえよう。

【自力解決の様子】

A:つまずいている子 

短針の位置に、着目できない。

B:素朴に解いている子

長針には着目しないが、短針が8にあることから、8時と考える。

C:ねらい通りに解いている子

短針が8にあることから、8時と考える。さらに、8時も9時も、長針が12 を指していることに気付いている。

【自力解決と学び合いのポイント】

導入では、子供にとってアナログ時計を読む機会が少なくなっているため、アナログ時計と共にデジタル時計を提示するようにします。デジタル時計とアナログ時計の共通点に着目させることで、短針の指す目盛りが何時を表していることに気付かせていきます。短針だけに着目し、長針には着目しない子供もいると考えられるので、8時も9時も長針が12 にあることはクラス全体でおさえます。教師が時計を回していきながら、「9時、10 時……」と声をそろえて読ませることをしてもよいでしょう。

その後、黒板の図や前の時計による提示だけでなく、子供に模型の時計を操作させながら学習を進めていく必要があります。時計回りに針を動かしてみることで、長針が1周すると短針が数字の1つ分動くなど、時計の仕組みに徐々に気付いていくことが期待されます。少人数で、時刻あてゲームをさせてもよいでしょう。

あいさつの時刻

挨拶をしているのは、何時かわかりましたか。

短い針を見たら8のところにあったから、8時だと思います。

9時みたいに長い針が12 のところにあるので、8時だと思います。

(提示用の時計で何時の読み方について全体で説明した後、他の何時についても、全体や小集団で時計を動かしながら確認させる)

いただきますの時刻

「いただきます」は、12 時かな、1時かな。

短い針は、12 と1の間にあります。

長い針が、6にあります。

何時なのか、わかりません。

(提示用の時計でこの時刻が12 時と1時の途中にあることを示し、長い針が6のときに「12 時半」と言うことを知らせる。その後、「さようなら」(3時半)を扱い、他の「何時半」についても、全体や小集団で針を動かしながら確認していく)

さようならの時刻

【本時のまとめ】

「○じ」は、みじかいはりをみる。ながいはりが6のとき、「○じはん」という。

【ノート例】

ノート例
ノート例
評価問題
回答の具体例

【子供の感想例】

時計の読み方が、わかりました。おうちに帰っても、時計を読んでみようと思います。

ワンポイントアドバイス

福岡教育大学教授 清水 紀宏

「とけい」の学習は、日常生活の中で時計を読むことができるようになることがねらいです。テレビの画面の隅や部屋にある「デジタル時計」が、時刻を示していることに目を向けさせることには、一定の価値があると思います。他方、この段階では12 より大きな数を扱っていないことや、9時の「分」はデジタルが「00」、時計の長針が「12」となっていることなど、その関連付けにも限界があります。

アナログ時計でまず「何時」を確実に理解させ、次に(何時と何時の間の)「何時半」を、時計の針を繰り返し動かすことで理解させていきます。日常生活の場面と時刻を関連付けることを大切にする必要があり、算数の授業以外の場面でも機会を見つけて、その時の時刻をみんなで確認することがあってもよいでしょう。

イラスト/佐藤雅枝

『小一教育技術』2018年9月号より

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