小2算数「ひき算のひっ算」指導アイデア

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執筆/福岡教育大学附属福岡小学校教諭・曽根﨑達雄
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、福岡教育大学教授 ・清水紀宏

小2年算数「ひき算のひっ算」指導アイデア

本時のねらいと評価規準

[本時2/9]

ねらい
数量の関係に着目し、具体物の操作や式に表して考える活動を通して、2位数ー2位数で一の位に繰り下がりのある減法の計算の仕方を考えることができる。

評価規準
繰り下がりのある2位数-2位数の筆算の仕方について、具体物の操作や式を用いて考えている。[数学的な考え方]

問題場面

問題場面

どのようにして求めたらよいですか。

残りを求めるから、ひき算になります。
式は、53-26です。

前の時間にひき算の筆算の仕方を勉強したから、簡単に計算できそうですね。

はい。筆算をしたら、簡単に求められます。

では、やってみましょう。

あれっ。これまでと違う。

何が違うのですか。

一の位が引けません。

本当ですね。では、今日は、一の位が引けないときの筆算の仕方を考えていきましょう。

本時の学習のねらい

一のくらいがひけないときのひき算のひっ算のしかたをかんがえよう。

見通し

  • ブロックを使って考えたら分かる。
  • 30円よりも少なくなる。

自力解決の様子

A つまずいている子
繰り下がりの場面を理解できず、ブロックを使っても正しい答えを求めることができない。 

B 素朴に解いている子 
ブロックを操作するなどして、正しい答えを求めている。

C ねらい通りに解いている子
ブロックの操作を基に、筆算で正しい答えを書くことができる。

全体発表とそれぞれの考えの関連付け

ブロック操作と式を関連付けて、繰り下がりのある筆算の仕方を確認します。

3から6が引けなかったけれど、どのようにしてひき算をしたのか説明してください。

〔ブロックを使って考えた子ども〕

ブロックを使った考え方

10のまとまりのブロック5個とばらのブロック3つで、53ですよね。これから26を引くのだけれど、3から6が引けないので、10のまとまりのブロックをばらばらにして13にしてから6を引きます。すると答えは27になります。

まず、一の位から考えたのですね。

そうです。前の時間に一の位を先に引くと学習しました。一の位の次に十の位を考えます。

十の位から1あげたので、残りは10のまとまりのブロック4個だから、4-2をして2になります。だから、答えが27になります。

今、ブロックを使って説明したことを筆算の式で言うとどういうことですか。

3から6は引けないので、 まず、十の位の5から1をあげて4にして、あげた1を10にして、13−6をします。すると7になります。 次に、十の位の4−2をします。すると2になるので、 53−26=27になります。

一の位が引けないときは、十の位から1もらってくればできますね。このことを「1繰り下げる」と言います。

筆算を用いた考え方

ノート例

ノート例

本時のまとめ

一のくらいがひけないときは、 十のくらいから1くり下げてからひく。

評価問題

つぎの計算のひっ算のしかたをせつめいしましょう。
71-28 

解答例

十のくらいから1くり下げて、一のくらいは 11-8=3 十のくらいは6-2=4 

答えは 43

感想例

  • 十の位から繰り下げると簡単にできました。
  • まだ時間がかかるので、もっと練習をして速く解けるようになりたいです。

イラスト/コダシマアコ 横井智美

「教育技術 小一小二」2019年6月号より

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