小1算数「かたちあそび」指導アイデア(2/6時)《つみ木をつかったりゆうをせつめいしよう》
執筆/神奈川県公立小学校教諭・三上顕
編集委員/文部科学省教科調査官・笠井健一、島根県立大学教授・齊藤一弥
目次
本時のねらいと評価規準
(本時2/6時 機能や形状に着目したものの形の考察と分類)
ねらい
身の回りにあるものの形の特徴を、機能や形状に着目して形を見つめ直し、言葉で表現して捉えることができる。
評価規準
かたち遊びで実際に使った具体物の理由を、機能や形状に着目して言葉で表現している。
もんだい
つみきをつかったわけをせつめいしよう。
昨日は積み木を使って、こんなものを作りましたね。
きりんだ。こっちは車だ。
どんな積み木を使いましたか。
僕は長細い積み木を使いました。
トンネルみたいな積み木も使いました。
私は平べったい積み木を使いました。
積み木をどのように扱ったり、操作したりして作ったのですか。
僕は積んで作りました。
僕は転がして作りました。
僕は並べて作りました。
積んだり、転がしたり、並べたりするのにどんな積み木を使いましたか。友達に伝えたり、次に作りやすくしたりするために、その理由を言葉で説明してみましょう。
学習のねらい
つみ木をつかったりゆうをせつめいしよう。
見通し
(方法の見通し) 積み木の形に目を付けたらよさそうだな。
(方法の見通し) 積み木を縦や横から見たら分かりそうだな。
(結果の見通し) 積んだものや並べたものの同じところを見付けたらよさそうだな。
自力解決の様子
A つまずいている子
積み木のどこに目を付けたらよいか分からず、手が止まっている。
B 素朴に解いている子
自分の作った積み木の作品の写真を観察し、その形の特徴を言葉で表現している。
C ねらい通りに解いている子
機能や形状に着目し、同じ機能をもつ別の積み木と比較して特徴を捉え、その理由を表現している。
学び合いの計画
イラスト/松島りつこ・横井智美
『教育技術 小一小二』2020年11月号より