小1道徳「120てんの そうじ」指導アイデア

執筆/北海道公立小学校・藤原友和
目次
内容項目
勤労、公共の精神
みんなのために働くことの喜びを知ったゆうやたちが、さらに意欲的に掃除に取り組む姿を通して、みんなのために働こうとする心情を育てる。
趣旨
働くことの意義は、何よりもまず「生活の糧」を得ることです。健康で文化的な最低限度の生活を送るために、働いて収入を得ることは必要条件です。しかし、収入があって生活が安定しているだけでは心身共に健康ではいられません。
働くことのもう一つの大切な意義は、自分の仕事が誰かの役に立ち、喜ばれることです。働くことで社会的責任を果たし、人間としての生活を成立させることができるということです。
こうした「勤労」の価値の指導に当たっては、教材をきっかけとして、日々の「みんなのために働くことのよさ」を感じた経験を話し合い、やりがいやそのことを通した自分の成長に目を向けさせるようにします。
清掃や給食などの当番活動、学級生活を充実させるための係活動などが考えられるでしょう。このような指導を通して、集団の一員として自分の役割を積極的に果たそうとする態度を育成し、将来の望ましい勤労観・職業観につなげていきます。
