先生の話を聞いていない子がいます。注意(ちゅうい)をしても、悪口(わるくち)を言われます
小学生から先生への質問を募集した「先生、しつもんです!」。その質問と回答を紹介しているよ。
最近(さいきん)2年生になったばかりなんですけど、先生の話を聞い(きい)ていない子がいます。注意をしても、悪口を言われます。これってどうすれば直りますか?(グミ太・2年生)#先生しつもんです! #授業のこと
自分(じぶん)が先生の話を聞いていれば OK!
自分のことだけでなくお友だちのことまで考え(かんがえ)られるなんて、すごいね。
せっかくいいことをしたのに、友だちは、どうして悪口を言うんだろう?
それは、グミ太さんの言っていることが「ただしいこと」だからだよ。ひとは自分でもだめだと思っていることを友だちに注意されると、こうげきされたと思って、やりかえしてしまうものなんだ。
2年生では、まだお話をじょうずに聞けない人もたくさんいるよ。お友だちは、お話をきちんと聞きたい気持ち(きもち)はあるのに、聞けないのかもしれないね。
だめだとわかっていても、ついまたやってしまう。グミ太さんにも、そういうことはないかな? 大切(たいせつ)なのは、人を変えよ(かえよ)うとせず、自分をよくしていくこと。
お話が聞けるようになるのは、お友だちじしんがやることで、それを教えるのは先生のお仕事(しごと)。そう思って、自分が先生の話を聞いていればOK!
いつもきちんと話を聞いてくれているグミ太さんに、先生はきっと「ありがとう」と思っているよ。
(千葉県公立小学校教諭・松尾英明
先生)