とびばこの授業で頭から落ちてとてもはずかしくて……

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先生、しつもんです!【「Yahoo!きっず」と「みんなの教育技術」が一緒につくった子どもと先生をつなぐ場所】

元山形県公立学校教頭

山田隆弘

小学生から先生への質問を募集した「先生、しつもんです!」。その質問と回答を紹介しているよ。

とびばこの授業(じゅぎょう)で頭から落ちてしまい、とてもはずかしく思いました。こういうはずかしい時にはどうしたらいいですか?(ちかp・5年生)#先生しつもんです! #授業のこと

「いたーーーーーい!」と大声でさけぼう

うわあ、ちかpさん、たいへんだっ! 頭から落ちちゃったの? ケガはしなかったかな? いたいことより、はずかしさが勝っちゃったんだね。

でもね。先生の立場からすれば、これは一大事なんだよ! 「首から上にケガをしたら、必ず保健室(ほけんしつ)の先生や教頭先生にチェックしてもらう」ことが必要なんだ。そして先生たちの判断(はんだん)によっては、病院でお医者さんにチェックしてもらったりもするよ。なにしろ首や頭をいためたら、命にかかわるおおごとになるかもしれないからね。

だから、ここは、できるだけ大きな声で、「いたーーーーーい!」とさけぼう。そして、笑われそうな空気をなくしちゃうんだ。首から上をいためたことのアピールにもなるし、先生はもちろん、みんなも「だいじょうぶ?」ってかけよってくれるはずだよ。

ところで、体育ってね。うまくやることが全て(すべて)じゃないんだ。うまくいかなくても、「どうしたらできるかな?」と考えることだって、大切な体育の学習なんだよ。だから、失敗してもだいじょうぶ! はずかしいなんて気持ちは、跳び箱(とびばこ)から遠くにとんでいってもらいましょう!

(前山形県公立小学校教頭・山田ようだ隆弘たかひろ 先生)

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