なんで先生のことを先生と呼ぶんですか?

特集
先生、しつもんです!【「Yahoo!きっず」と「みんなの教育技術」が一緒につくった子どもと先生をつなぐ場所】

奈良県公立小学校教諭

土作彰

小学生から先生への質問を募集した「先生、しつもんです!」。その質問と回答を紹介しているよ。

なんで先生のことを先生とよぶんですか。(めりりん・4年生)#先生しつもんです! #その他

「先生」は「人を幸せにする仕事」をしている人です

先生とは、そのまま読むと「先に生まれた」という意味になりますが、「だれよりも先にある世界で生きてきて、その世界についてたくさんの知識(ちしき)や技術(ぎじゅつ)を持っている人」という意味があるのだと、わたしは思っているよ。

そして、多くの場合「そのたくさんの知識や技術を世のため人のために使う力を持った人」という意味だと思うんだ。

さて、「先生」とよばれる職業(しょくぎょう)にはどんなものがあるでしょうか?

例えば、学校の先生は勉強を教える知識や技術をたくさん持っている人のこと。お医者さんは医療(いりょう)で病人やけがを治す知識や技術を持っている人のこと。弁護士(べんごし)は法律(ほうりつ)を用いて事件や問題を解決(かいけつ)する知識や技術を持っている人のこと。政治家(せいじか)は議会での話し合いなどの仕事を通して人々を幸せにする知識や技術を持った人のこと。そして「先生」とよばれる職業の共通する所は、「人を幸せにする」ということだよ。

だから、職業にはなっていなくても、ほうふな知識や技術を持ち、だれかを幸せにしてくれる人もまた「先生」と言えるよね。その意味では、お友だちやご両親、兄弟姉妹もまた「先生」といえるかもしれませんね。

(兵庫県公立小学校教員・土作つちさくあきら先生)

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