どうやったら苦手(にがて)な漢字(かんじ)を覚え(おぼえ)られますか?

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先生、しつもんです!【「Yahoo!きっず」と「みんなの教育技術」が一緒につくった子どもと先生をつなぐ場所】

小学生から先生への質問を募集した「先生、しつもんです!」。その質問と回答を紹介しているよ。

どうやったら苦手な漢字を覚えられますか?(はしも・4年生)#先生しつもんです! #授業のこと

同じ部品をもつ漢字を集めて、仲間わけをしてみよう

学年が進む(すすむ)につれて画数の多い漢字がふえるから、むずかしく感じる(かんじる)よね。

でも、6年間で学習する漢字の多くは、3年生までに学習した漢字の部品(ぶひん)が組み合わさってできていて、4年生からは、新しい部品はぐっと少なくなるよ。

そして、漢字は、部首(ぶしゅ)だけでなく部品にも意味(いみ)があるよ。

たとえば、手へんだけではなく、「又(また)」や「寸(すん)」も手を表す(あらわす)んだ。だから、「投げる(なげる)・取る(とる)・受ける(うける)・返す(かえす)」や「付ける(つける)・守る(まもる)・持つ(もつ)」といった漢字は、全て(すべて)手の動き(うごき)に関係(かんけい)する意味をもつよ。「又(また)」によく似(に)た「夂(ち)」は足、「攵(ぼく)」はたたく手を表す(あらわす)よ。

部品の意味は、漢字辞典(じてん)の「画数索引(さくいん)」で調べ(しらべ)られるよ。同じ部品をもつ漢字を集める(あつめる)と、覚えやすくなると思うよ。

(上越教育大学特任准教授・栗林くりばやし育雄いくお 先生)

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