係決めで、モヤモヤしています

本音を伝えよう。その時の大切なコツを教えるね

先生のよびかけに「もやもや」する。それはあなたに、先生や学級のこまりごとに気づく力があるということ。そして、『自分に何かできるかな』と考える思いやりがあるということ。これは、とてもステキなことだよ。 だからと言って、むりに係を変えなくてもかまわないよ。自分の本当の思いを、先生やみんなにすなおに伝えよう。

でも、その時にとても大切なコツがあってね、それは、ていねいに伝えるということ。もし、「イヤ」とだけ言っては、わがままだと思われてしまうかもしれない。聞いた人が、「こんなに考えていたんだ」と思うように、自分の思いをやさしい言葉で話しましょう。「先生、この前の係きめの話は、わたしに言っていましたか？」と聞いたり、「わたしは自分の方を見られながら言われると、やりなさいと言われているようでこまってしまうんです」と伝えてみたりしてはどうでしょうか。

自分のほんねを、すなおに、ていねいに伝えるのは大人（おとな）でもむずかしいこと。でも、大人になってもとても役に立つことでもあるんだ。ぜひ、チャレンジしてみてね。

（福島県私立小学校教諭・菊地きくち南央なお先生）