わたしはXジェンダーで性(せい)自認(じにん)が両性(りょうせい)です……

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先生、しつもんです!【「Yahoo!きっず」と「みんなの教育技術」が一緒につくった子どもと先生をつなぐ場所】

小学生から先生への質問を募集した「先生、しつもんです!」。その質問と回答を紹介しているよ。

わたしはxジェンダーで性自認が両性です。学校では例えば女子トイレ、男子トイレのように男女の性別(せいべつ)で分けられることがあり、わたしは体の性別が女なので女子として動くのですが、どうしても違和感(いわかん)があります。周りが女子しかいないと異性(いせい)の中に一人(ひとり)だけ入っていくような気がしてイヤです。卒業式でも座り方(すわりかた)が男女で分けられていて、つらいです。5年生の時には男子の座り方で出席しましたが、先生や親には注意されます。ただ周りにカミングアウトする勇気がなくて何もできていません。どうしたらいいでしょうか?
(makoto・6年生)#先生しつもんです! #その他

「ふんわりカミングアウト」で味方をつくろう

大切なことをお話ししてくれて、ありがとう。わたしは小学校の先生だけど、同じように自分がゲイであることをどうカミングアウトするかなやんできたよ。

カミングアウトを考えるときには、「自分の周りにできるだけ多くの味方をつくっておくこと」が大事。性自認や性的指向の悩みについて「サポートしたい!」と思っている友だちや大人(おとな)も、結構(けっこう)たくさんいるよ。

そんな時にわたしがおススメしているのが、「ふんわりカミングアウト」。相手に「ハッキリ・明確に」カミングアウトする以外にも、「性のことでちょっと考えていることがあるんだけど、そういう話をしても大丈夫?」「LGBTQ+について話したいのですが、聞いてくれますか?」という言い方があるよ。まずはふんわり話すことで、相手の反応(はんのう)を見るのはどうかな? 相手からポジティブな反応があったときに、さらに詳しく(くわしく)話すことができるかもしれないよ。

学校の外にもサポートしてくれる仲間がいるので、一般社団法人「にじーず」や特定非営利(ひえいり)活動法人プライドハウス東京という団体(だんたい)も、調べてみてね。

(東京都公立小学校非常勤講師・鈴木すずき茂義しげよし先生)

LGBTQ+についてはYahoo!きっずの「ココカラ学園」でも学べるよ! ぜひ参考にしてね。
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