走るのが苦手で、運動会でいつも足手まといになってしまいます

このトレーニング法をためしてみて

誰か（だれか）の足手まといになっていると感じるのは、本当に苦しいよね。得意なことはそれぞれちがうんだから、そんな風に感じなくていいんだよ！でも、速く走るコツを知りたいと思うのも、よくわかる。少しでも苦手なことを克服（こくふく）しようとする態度（たいど）は、一生にわたって大切なことだよ。

さて、速く走るコツ、その一。それは、足を速く動かすこと。まず、その場で「タタタタタッ」と足を速く踏み鳴らす（ふみならす）ようにする。そこから、上半身を少しずつ倒し（たおし）ていって、前に一歩踏み出し（ふみだし）て走る。これが良いトレーニングになる。

次に、その速い足の動きを導く（みちびく）ために、手のふりを無駄（むだ）なくすること。鏡を見ながら、ワキをしめて、まっすぐ前、そして真後ろに引っるぱるように。これを速くしてみよう。この二つが、まずやってほしいトレーニングだよ。

（北海道公立小学校教諭・山田やまだ洋一よういち 先生）