世界は広いですか?

特集
いつでも「先生、しつもんです!」

北海道公立小学校教諭

藤原友和

子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「世界は広いですか?」です。

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世界は広いですか?
(あいうえお・その他・小学1年生)

#先生しつもんです! #その他

その「はてな」は、「てつがく」といいます

あいうえおさん、こんにちは。
とてもむずかしいしつもんですね。がんばってこたえます。

ふじわらせんせいのこたえをきいて「そうなんだ。わかった」とおもったら、まんぞくしたきもちになってください。「そんなこたえじゃだめだ」とおもったら、かんがえつづけてください。

あいうえおさんがおもった「はてな」は、おとなのことばで「てつがく」といいます。

「てつがく」はなにがほんとうなのかだれにもわからないことをかんがえつづけるがくもんです。あいうえおさんはこたえよりも「はてな」がすきなてつがくしゃなのではないかとおもいました。

さて、ふじわらせんせいのこたえです。
「世界は、広いです。だけど、せまくもあります」
りゆうをいいます。

「これが世界だ」とおもったしゅんかんには、たしかに世界はせまいです。
だけど、「これが世界なのか?」とおもったとたんに世界は広がります。

つまり、かんがえるのをやめたひとにとっては世界はせまいです。
かんがえつづけるひとには、世界はどこまでも広いです。

世界が広いというのは、ただ、広いばしょがあるというだけでなく、じぶんがどれだけいろんなことをかんじたり、かんがえたりできるかということにもかんけいします。たくさんのことにきょうみをもつことで、さらにひろい世界をはっけんできるのです。

あいうえおさんもぜひ、かんがえつづけて世界の広さをかんじてください。

(北海道公立小学校教諭・藤原友和先生)

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