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音読をやらなくてはいけないですか?

特集
いつでも「先生、しつもんです!」

子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「音読をやらなくてはいけないですか?」です。

先生、しつもんです!バナー

音読がどうしてもめんどくさいし、恥ずかしいです。本当にやらないといけないですか?
(なめこ・女の子・小学5年生)
#先生しつもんです! #授業のこと

声の力ってすごいんだ!

毎日宿題で出る音読ってなぜするんだと思う?声に出して読むと元気が出るんだ。声の力ってすごいんだ。仲の良い友達とか、家族といっしょに音読してみると、身体からパワーがわいてくるよ。それから、物語文を音読するとその物語の中に入っていくことができるんだ。出てくる登場人物になってしまう「想像力」という人間が一番大切にしなくてはいけない力がついてくるんだよ。

でも…音読は「めんどうくさい」んだよね。わかる!わかる!大人だって、先生たちだって実は声に出して読む音読はとてもめんどうくさいと思っているんだ。そこで、そのめんどうくさい音読をちょっとでも楽しくできる方法を教えるね。それは「リズムをつけて」音読しちゃうんだ。ジャンプして跳ねてる(はねてる)ようなリズムや、ブランコに乗ってゆれてるようなリズムとか、自分の気に入ったリズムをつけて一度読んでみると、けっこう楽しくなってきて、知らないうちにパワーが出てくるよ。

そして、「はずかしい」んだね。声を出して歌ったり、音読したりすることははずかしいって思っている人、けっこういるんだよ。きっと担任(たんにん)の先生もはずかしいって思ってるよ。みんな「うまく読みたい」って思いすぎてそれができないから「はずかしい」んだね。最初からすらすらと読もうと思わずに、最初はゆっくりと書いてある言葉を大切に音読してみて。できれば自分の出せる大きめの声でね。何度か音読しているうちに、友達や家族に「聞いてもらいたいな」と思うようになったらしめたもの。だれか1人に聞いてもらえたら、はずかしさはどこかに飛んでいってしまってるはず。ぜひ、やってみて!

(兵庫県公立小学校教諭・佐藤隆史先生)

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