友達やクラスメート、家族以外の人に怒れません
子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』。
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「友達やクラスメート、家族以外の人に怒れません」です。
友達やクラスメート、家族以外の人に怒れません。
私は別にいじめられてもなければ多分嫌われているわけでもありません。ただ、教室で絵を描いている時に男子がふざけて走っていて、机にぶつかりまくって上手く書けない時、怒ることが出来ずましてや注意もしづらいです。
今は「私やっっさしい!!」と思って留めているのですが、これであっているのでしょうか。
(ぽめらいおん・女の子・中学1年生)
#先生しつもんです! #その他
「注意」はしづらくても「啓発(けいはつ)」ならできるかも
ぽめらいおんさんの周りの人との向き合い方に、私は優しさを感じました。
「私やっっさしい!!」
この前向きな言葉、すてきですね。私も真似しよう!
中学生になってからも、先生方から「教室内でよくない行いがあれば注意しよう」とこれまでに指導されてきたのかもしれませんね。確かに、注意しやすい間柄ならば、注意しますよね。なかなか言いづらい状況もありますよね。
もし、私が中学生ならば「けがしそうだねえ」とつぶやいておくことで留まるかもしれません。注意のその先に、「どうなるかもしれない」くらいはつぶやいて伝えておいてかまいませんよ。
もちろん、当事者に言わなくてもいいですよ。あまりにも、困った状況にあったりあなたまでも巻き込まれて、けがをしそうだったりした場合は先生方に「けがしそうだなあと思っているんですよね」と心配の声を届けておくといいですね。
少しの言葉の違いなのですが「注意」が「啓発」になりますよ。ダメダメと抑えつける「注意」よりも気をつける気持ちを広げる「啓発」の方がお互いのよりよい関係も保てますね。
中学校生活も楽しんで♪
(佐賀県公立小学校教諭・小倉美佐枝先生)
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