授業がつまらなくて、別のことをしてしまいます
子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』。
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「授業がつまらなくて、別のことをしてしまいます」です。
授業がつまらなくて、ついつい別のことをしてしまいます。(今やる問題より先に別の問題やってしまうなど)どうすれば良いんですか?
(青衣丸・男の子・小学5年生)
#先生しつもんです! #授業のこと
つまらないものを面白くするゲームだと思ってみては?
授業は、もともと、つまらないものですからね。休み時間の方が楽しいに決まっています。だから、君の感性は正しいです。でも、大人になっても、楽しいことばかりではありません。つまらないことも多いです。つまらない授業を我慢(がまん)して、将来(しょうらい)に備えるのもいいかもしれません。
では、つまらないと感じている授業を、どう面白くするか? そのヒントを教えますね。たとえば、授業では自分の考えを書く時があると思います。
1つめは、たくさん考えてみることです。1つの考えを書いて終わりではありません。たくさん書いてみてください。自分で「〇個書けたら合格」と、ルールを決めるのもいいでしょう。最高記録を目指すのもいいですね。
2つめは、他の人が思いつかない考えを書いてみることです。「クラスの誰も(だれも)書いていなかったら合格」と、ルールを決めて、ゲームのようにして楽しむと、退屈(たいくつ)しなくてすむかもしれません。
ちなみに台形の公式のつくり方は、教科書では3通りしか紹介(しょうかい)されていません。ですが、実は5通りもあるのです。「たくさん」や「誰も書いていない」を目指すことで、つまらない授業でも、新たな発見ができるかもしれません。
もし、問題を解く授業で時間があまってしまったら、「先生、まだできていない子に教えてもいいですか?」と、聞いてみるのもいいかもしれません。私のクラスでは、先に解き終えた子は小さな先生になって、他の子に教えてもらいます。そうすれば、問題が解けずに困っている(こまっている)子が助かります。小さな先生になった子も、他の子に教えることで、賢く(かしこく)なれます。
(山口県公立小学校教諭・中村健一先生)
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