先生がこわくて仕方ありません
子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』。
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「先生がこわくて仕方ありません」です。
先生がこわくて仕方ありません。少しでも悪いことをすると、とても大きな声でどなるんです。私が悪いってわかっているけど、学校に行きたくないと思うほどどなるのはどうかと思うのです。私以外の人がやった事でもおこられるので、最近は特に体調不良に悩んでいます。そんな中で、私はタブレットをこわしてしまいました。同じ事をした子は前にタブレットをぼっしゅうされていました。言い出せずにいます。どうしたらいいですか。(消えたい人・女の子・小学5年生)
#先生しつもんです! #先生のこと
子どもの限界をこえています。大人をたよりましょう
こわい先生って、少なくなってきているはずなのに、いまだにそんな先生のいることが、とても残念です。そんな先生を前にして、あなたが言い出せない気持ちはよくわかります。
子どもが問題や悩み(なやみ)を解決するには、2つの方法があります。
1つは、自分ががんばって乗りこえる方法です。勉強の悩み、友達関係の問題などがそれに当たります。
もう1つの方法は、大人の力を借りることです。子どもだけの力では、どんなにがんばっても解決できないことがあるのです。
今回のあなたの悩みは、自分の力では、解決できないものです。まずは、お父さんやお母さんに、タブレットをこわしてしまったことを相談し、自分が先生をおそれていることをきちんと話して、気持ちを理解してもらいましょう。そして、タブレットを学校へ持っていってもらって、先生に説明してもらいましょう。
そのときに、あなたが先生をおそれて学校へ行きたくなくなっていることを、校長先生に話してもらいましょう。その結果、こわい先生が考えを改めてくれると言うまでは、学校はお休みしてもよいでしょう。
消えたいとまで思っているということは、それはあなたの心が「もう無理です」と、うったえているということです。
子どもの限界をこえているのだから、がまんしなくていいから、大人の力をたよりましょう。
(教育アドバイザー・多賀一郎先生)
https://kids.yahoo.co.jp/study/integrated/kidssos/sos002.html
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