先生が壁ドンみたいなことをしてくるのがイヤ

特集
いつでも「先生、しつもんです!」

子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「先生が壁ドンみたいなことをしてくるのがイヤ」です。

先生、しつもんです!バナー

先生が私としゃべるとき、壁ドン?みたいなことをしてきます、、私はその先生が苦手でどうやって距離をとったらいいですか??
(しゅり・女の子・中学1年生)

#先生しつもんです! #先生のこと

自分の「境界」は自分で決めていい。勇気を出して伝えよう

「境界(バウンダリー)」と言う言葉を、聞いたことがありますか? 「境界」は簡単に言えば、自分にとって「OK」なこと「NG」なことを分けるときの線引きです。

人との距離感も、「ここまでの距離ならOK」「ここからはNG」という、自分が人との距離で安全安心を感じる境界があります。また、自分の「境界」は自分が決めていいし、相手がだれであっても、同意なく勝手に「境界」を乗り越えることはできません。もし、自分の「境界」を越えられたくないな、イヤだなと感じたら、どんな時でも、「イヤ!」と断ることができます。

壁ドンをしてくる先生は、悪気があってやっているわけではないとは思いますが、あなたの境界を勝手に越えてきている状態です。可能ならば、直接その先生に「この距離感はイヤなので、もう少し離れてくれませんか」と言った方がいいです。

もし自分で言いにくいのであれば、保健室の先生やお家の人に、相談して伝えてもらうのはどうでしょうか。壁ドンをする先生にとっても、「境界(バウンダリー)」について学ぶ良い機会になると思います。

(沖縄県公立小学校養護教諭・喜久山聰子先生)

いかがでしたか? いま、しつもんしたいことがある人は、下のボタン(フォーム画面にリンクしています)をクリックして、その内容を書いてくださいね。

学校の先生に役立つ情報を毎日配信中!

クリックして最新記事をチェック!
特集
いつでも「先生、しつもんです!」

雑誌『教育技術』各誌は刊行終了しました