クラスに怖い人がいます

特集
いつでも「先生、しつもんです!」

教育アドバイザー

多賀一郎

子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「クラスに怖い人がいます」です。

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クラスに怖い(こわい)人がいます。小一です。入学式のときから机をけとばしていてお道具箱もたおしていました。私が別の子と遊ぶ約束をすると、「○○と遊ぶな、遊んだら友達をやめる」と言ってきます。怖いです。いつも怒っていて、先生のプリントも丸めて前の子に投げたり、席に座らず廊下(ろうか)に出たり。補助(ほじょ)の先生がなだめています。怖いから、言うことを聞いている友達もいます。他の子と遊びたいです。どうしたらいいでしょうか。
(らら・女の子・小学1年生)
#先生しつもんです! #友だちのこと

その子はどうしていつもそんなことをするのかを考えてみましょう

これはたいへんですね。あなたのつらい気もちは、よくわかります。先生やおうちの人におねがいして、その子に話して(はなして)もらうしかないのですが、それとどうじに、あなたがその子にどのようにせっしていけばよいのかも、考えなければなりません。

その子は、どうしていつもそんなことをするのでしょうか?

たぶん、さびしいのだと思います。その子のようすをきいていると、まわりの子どもたちは、ちかよりたくなくなるでしょうね。いっしょに遊びたくなくなるでしょうね。それをかんじたら、イライラしたり、ものにあたったりするのかもしれません。その子の気もちをちょっとだけ考えてあげられたら、いいですね。

でも、あなた一人では、その子のことはすっきりとかいけつはできません。大人の力がひつようです。なやんでいることを、先生やおうちの方に話すだけでも、少し気もちはおちつくと思いますよ。
(教育アドバイザー・多賀一郎先生)

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