1年生が掃除をちゃんとやってくれません

特集
いつでも「先生、しつもんです!」

北海道公立小学校教諭

戸来友美

子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「1年生が掃除をちゃんとやってくれません」です。

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1年生が掃除の時ちゃんとやってくれません。
一緒に楽しく掃除をしてくれる方法は、ありませんか?
(きなこ・女の子・小学6年生)
#先生しつもんです! #クラスのこと

「一緒に」をキーワードに3つの対策を考えてみたよ

きなこさんの学校ではお掃除は縦割り班で行なっているのですね。きなこさんの悩み(なやみ)は、リーダーの6年生として多くあるものだと思います。私が、きなこさんが素敵だなと感じたところは、「一緒に楽しく掃除をしてくれる方法」を探そうとしているところです。
「一緒に」をキーワードに3つの対策を考えてみました。

①「競争しよう!」
ゲーム的要素を取り入れてみることです、雑巾掛け(ぞうきんがけ)競争や椅子(いす)おろし競争などです。この時、注意することは、競争に熱中するあまり、一生懸命(いっしょうけんめい)になりすぎて怪我(けが)をしないようにすることです。

②「手伝って!」
一年生に助けをお願いするように声をかけます。「バケツの水が重いから助けてくれる?」のように声をかけます。低学年はお手伝いが好きな子が多いので、のってくれるかもしれません。

③「一緒に楽しく掃除するために、どうしたらいいと思う?」
直接本人に相談してみることです。きなこさんの思いが、もしかしたら伝わっていないかもしれないですが、相談することでわかってもらえます。また、解決策を、一緒に考えて、一緒に実行していくのはどうでしょう。

少しでも、お役に立てたらうれしいです!

(北海道公立小学校教諭・戸来友美先生)

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