いじめたくなることがあります

特集
いつでも「先生、しつもんです!」

子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「いじめたくなることがあります」です。

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私は、年下の人や、注意をされたらイライラしていじめたくなります。どうしたら、いじめをしようという気持ちを無くせますか。
(あかりんご・女の子・小学3年生)

#先生しつもんです! #友だちのこと

どんな自分が好き(すき)ですか

あかりんごさん、こんにちは。
自分自身と向き合い、自分を変えたい(かえたい)と思う気持ちが伝わって(つたわって)きました。そんなあかりんごさんの気持ちや考え方を変えるためのアドバイス、ぜひ読んでください。

大人でも子どもでも、誰も(だれも)が弱い心と強い心をもっています。弱い心に負けてしまうこともありますよね。でも、どんな理由であれ、いじめをすることは許され(ゆるされ)ません。

次のようなことを考えたことはありますか。もしもなかったらぜひ自分自身に問いかけてみてください。

どんな自分が好きですか。いじめをする自分のことが好きですか。
どんな自分でいたいですか。いじめをする自分でいたいですか。
悲しむ人はいませんか。

いじめられたその子は、つらく、悲しい思いをするでしょう。では、いじめられたその子だけが、つらく、悲しい思いをするのでしょうか。両親、祖父母(そふぼ)、兄弟姉妹、友達(ともだち)……。同じように、あかりんごさんの家族もつらく、悲しい思いをするのではないでしょうか。

いじめをして得られる(えられる)ものは、何もありません。後悔(こうかい)しかないはずです。だからこそ、想像力(そうぞうりょく)をはたらかせて、「いじめは絶対(ぜったい)にしてはいけない」という強い思いをもって生活していくことが大切です。

もしイライラしたときは、深呼吸(しんこきゅう)をして気持ちを落ち着かせ、このアドバイスを思い出してみてください。あかりんごさんなら、きっと、自分のことも相手のことも大切にできると思いますよ。

(山形県公立小学校教諭・佐々木嘉彦先生)

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