「しょうがいがあるから⚪︎⚪︎はできないでしょ」と言われます
子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』。
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「『しょうがいがあるから⚪︎⚪︎はできないでしょ』と言われます」です。
私は、生まれつき、病気があって、差別とかはされないんですけど、「〇〇ちゃんはしょうがいがあるから、〇〇は出来ないでしょ~」などと言われます。お父さんとお母さんは忙しいので相談するのをためらってしまいます。
(猫のまのんとのんちゃん・女の子・小学4年生)
#先生しつもんです! #クラスのこと
相談をされるのは、うれしいことなんだよ
のんさんこんにちは。なやんでいることを話してくれてありがとう。のんさんは病気のことで友達から言われることが気になっているんだね。そういうのってだれかに話せると安心するよね。だから、わたしものんさんがお父さんとお母さんにお話しできたらいいなって思います。でも、うまくいっていないんだよね。
そこで、ちょっと知っておいてほしいことがあります。じつは、わたしは4年生の男の子のお父さんなんだけど、ちょっとお父さんの気持ちを教えるね。お父さんからすると、自分の子どもがなやんでいたら、ぜったいに助けたいです。そして、これはお母さんもいっしょです。のんさんがしょうがいをかかえながらも、元気にすごせているのは、お父さんお母さんが赤ちゃんのころから、大切に大切にしてきたからだと思います。
そんなのんさんのお父さんとお母さんなら、どんなに忙しく(いそがしく)ても、のんさんの話を聞いてくれると思います。親は子どもから話してくれるのってとてもうれしいものなんです。だから、のんさん、お父さんお母さんのことをしんじて、相談してみてくださいね。うまくいくことねがっています。
(東京都公立小学校教諭・渥美卓哉先生)
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