修学旅行の班決めに納得できません
子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』。
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「修学旅行の班決めに納得できません」です。
修学旅行の班決めで話し合ってもいないのに勝手にチームを決められてしまいました。すごくいやな気持ちになったので母と相談をして先生に相談することになったのですが、なかなか話せる自信がありません。どうしたら良いでしょうか。
(抹茶・女の子・小学6年生)
#先生しつもんです! #行事のこと
大切な行事でいやな気持ちを残さないために、「いや」と向き合う勇気を
抹茶さん、相談ありがとうございます。読んでいて、胸が痛くなりました。修学旅行のチーム決めはなやみが多いものです。
先生に話すきっかけとして、先生にお話を聞いてもらえるようにお母さんから連らく帳や電話でお願いしてもらうと、先生の方から話しかけてくれると思います。
そして、いざ伝える時には、何がいやな気持ちの元なのかを分析(ぶんせき)してから伝えましょう。そうすることで、先生も解決の手段が見つかりやすくなります。勝手に決められて、友達と離れた(はなれた)からいやなのか? 勝手に決められて話を聞いてもらえなかったのか? などと自分の「いや」を深く考えます。
いやなことに向き合うのは、大人でも大変な作業ですが、その方が先生に伝わると思います。しかし、すでに決まったチームを変えることが難しい場合もあると思います。それでも、この決め方だといやな気持ちが残るので、話し合いの時にはいろんな人の意見を聞いてほしいと伝えてみませんか。話すことが難しければ、手紙に思いをこめて先生に音読してもらってもいいと思います。
抹茶さんのいやな気持ちをみんなが知って行動を変えることで、気持ちが少し軽くなるのではないでしょうか。
(北海道公立小学校教諭・戸来友美先生)
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