足が遅く、みんなからのあきれた視線がつらいです

特集
いつでも「先生、しつもんです!」

「全国教育交流会」代表

中野敏治

子どもたちから質問を募集し、先生の回答とともに紹介する『先生、しつもんです!』
子どものみなさんはもちろん、大人のみなさんも自分ならどう答えるか、考えて読んでくださいね。
今回の質問は、「足が遅く、みんなからのあきれた視線がつらいです」です。

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足がとても遅く(おそく)てみんなに迷惑(めいわく)をかけてます。練習してもさほど変わらず、足が遅いままです。
メンタル的にも厳しくて学校で言えません。
みんなからのあきれた視線と自分が嫌(いや)になります。ストレスが大きいです。
どうすれば気持ちを切り替え(きりかえ)られますか?
(あやかしう・女の子・中学3年生)
#先生しつもんです! #その他

「練習した」という事実があなたを支えてくれますよ

苦手なことって、辛い(つらい)ですよね。まして、みんなに知られるということは逃げ出し(にげだし)たくなるほど辛いのではないですか。相談の内容を読むと、「練習しても」と書かれています。それはとても大切なことだと思います。逃げる(にげる)のではなく、練習をしたということが。結果として走るのが速くならなくても「練習した」という事実は残ります。

走って人と競走するということは、社会に出るとさほど起きないと思います。でも、社会に出てとても大切なことは、あやかしうさんが行ったように「練習する」姿勢です。一生懸命(いっしょうけんめい)に物事に取り組む姿勢です。その姿勢をすでにあやかしうさんは行っています。自信を持って大丈夫(だいじょうぶ)です。今の自分を見るだけでなく、将来の自分を見つめてはどうでしょうか。「辛」「幸」、このふた文字は似ていませんか。「つらい」時に一つ頑張る(がんばる)と「幸せ」になれるんです。
(元中学校校長・「全国教育交流会」代表・中野敏治先生)

この記事も参考にしてね。
https://kyoiku.sho.jp/249284/

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