給食指導は、 給食の準備、会食、片づけ などの一連の指導を、実際の活動を通して毎日繰り返し行う教育活動です。 給食の準備は、給食当番の子どもも、そうでない子どもも学級全員で行いましょう。
給食当番ではない子どもは、食事環境を整えます。
教科書や筆箱を出したままでは、食事にふさわしい環境とは言えませんね。机を拭くとともに、清潔なランチョンマットを敷くようにしましょう。
給食当番は、特に清潔を心がけて身支度、運搬、盛りつけを⾏います。 教師は必ず立ち会って指導をしましょう。
ていねいに手を洗い、白衣、帽子、 マスクを正しく⾝につけます。
教師は、身支度が正しくできているか、下痢や発熱等の体調不良がないかを確認しましょう。
重いものや熱いものへ配慮して、 教室まで安全に運びます。
食器や食缶、パン缶などを床に直接、置かないよう、教師がつき添って指導しましょう。
子どもが無理なく完食できる分量を器に盛りつけ、配ります。
無理な完食指導にならないよう、 子どもに合った分量を見取りましょう。
⾷事の時間を通して、よりよい⼈間関係や社会性が育まれます。 教師は⼦どもたちの中に⼊って、⼀緒に⾷事をとりながら、⾷事のマナーや場にふさわしい話題の⼤切さも伝えましょう。
環境や資源に配慮して、学校や地域の分別の決まりを守って片づけをします。 なぜ食器をきれいに重ねるのか、なぜ箸の向きを揃えるのかを考え、思いやりのある方づけができるようにしましょう。
食器をきれいに返却すると、給食をつくってくれる人たちへの感謝の気持ちも伝わりますね。