第1章 学級経営の基礎
Lesson1
学級経営の基本的な考え方
1.3. 学級経営において、PDCAサイクルを実践していますか?

PDCAサイクルとは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)のこと。学級経営のみならず教育活動は、PDCAサイクルで行います。

学級経営のサイクル

学級目標の実現に向けて子どもたち一人ひとりが目標を設定する場合、子ども自身による振り返りと評価が大切です。月ごと程度に、子どもたちが自己評価をし、自分の目標を改める機会をつくりましょう。
自己評価する際は、子ども自身の成長を見ることが大切です。ほかの子どもと比べるのではなく、前の自分と現在の自分を比べましょう。


教師が評価する際に意識すること

教師が評価をする際は、次のことを意識して評価活動を行います。

1. 評価の目的と対象の特定:
何のために何を評価するのか。
2. 評価の方法と場面の選定:
どのような方法、場面を評価するのか。
3. 評価の実施者と実施時期:
誰がいつ評価するのか。
4. 評価の結果の解釈と活用:
評価結果をどのように解釈し活用するのか。

学級経営のPDCAサイクルでは、評価を指導に生かす根気強い姿勢が大切です。

Lesson1
はここまでです。
さっそく学級で実践してみましょう!



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