【小5理科:植物の成長の条件について】

公立小学校で理科専科をしています。5年植物の発芽と成長の単元について質問です。

植物の成長の条件として、日光と肥料が必要と習います。その実験をする前の予想の段階で、子供が広い土地も必要ではないかと発言してくれました。確かに広い土地のほうが植物はよく育ちますよね。でも指導要領にも教科書にも日光と肥料だけしか書いてありません。人に聞いたり、ネットで調べたり、いろいろしてみたのですが、なぜ広い土地については教科書に書いていないのか答えが見つかりません。

一応、小さなカップと大きな桶で追加実験はしてみていますが、水の量など、同じにすることが難しく、また、なんらかの結果がでたとしても、教師の方で正解をもっておかないと解説できないと思います。子供たちには思考力をつけてほしいので、この問題について話合いの時間を設けたいと思っていますが、わたしも、なぜ成長の条件に広い土地がないのか、気になるので投稿させていただきました。(あー先生・20代女性)

「土地の広さ」は「植物の成長」には関係ありません

回答者:奈良県公立小学校教諭 土作彰

この単元では、「条件を制御しながら調べる活動」を通して、植物が発芽後、「成長する」ためには「日光」が必要、さらに「よく成長する」ためには「肥料」が必要、ということを学びます。

「狭い土地」では植物は「成長しない」でしょうか?  します。 ですから、「成長する」ためには「広い土地」が必要ではありません。

では、「よく成長する」ためには「広い土地」が必要でしょうか? 「広い土地のほうがよく育つ」という予想が出たのなら、どんな実験をすればいいか考えさせてもいいですね。 その場合、「土地の広さ」以外の条件をすべて揃えなくてはなりません。

発芽の3条件に加え「日光」と「肥料」は同じ条件にして、例えば、「カップ」と「プランター」あるいは「学級園」と「カップ」や「プランター」で実験してみます。 はたして、インゲンマメの「成長」に差は出るでしょうか? 正確に条件制御できていれば、変わらないはずです。

ちなみに、観葉植物が小さな鉢のままだと成長しなくなるのは、根詰まりして水や養分や空気を吸う条件が変わってしまうからなど、実体験として感じる矛盾についても話し合えるといいですね。

植物工場では電灯と十分な栄養を与え、狭い場所で栽培し、出荷しています。このような事実も提示されるといいかと思います。

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