【文章スキルを上げたい】

所見や学級通信の文章がなかなか上手く書けません。一文が長い、あるいは話が広がり過ぎると言われて困っています。また、教務が変わると以前はよかったものがダメと言われて困ります。誰が読んでも読みやすい文章を書く極意を知りたいです。(れんこん先生・30代女性)

文章を上手く書こうとせず、伝えたいことをわかりやすく簡潔に

回答者: 神奈川県立総合教育センター主幹兼指導主事 鈴木夏來

貴重なご質問、ありがとうございます。質問してくださったことに、まずは感謝申し上げます。「所見や学級通信の文章がなかなか上手く書けません」とありますが、結論から申し上げると、所見も学級通信も、上手く書く必要は全くありません。

例えば、外国にかかわりのある子供がクラスにいる場合、その保護者が、日本語が分からなかったりするケースもあります。この場合、公用文のルールに則って正しく書いたつもりでも、保護者へ正しく伝わるとは限らないようです。

誰が読んでも読みやすい文章の極意として、「文章にしない」というのがあります。伝えたいことを箇条書きにするのも一案ではないでしょうか。

それでも文章にしなければならない時は次の点を心がけてください。

■文章は敬体(です・ます調)にする
である調で書くと「偉そうだ」、「主張するな」など、誤解を招く場合もあります。可能な限り、「です・ます」調でやんわりと書きましょう。

■一文を短くする
一文は短ければ短いほど良いと言われます。 一文の長さについては諸説あり、30文字前後までとも40文字前後までとも言われています。1行以内ないし、1行半くらい。文章が長くなったら二つに分けてみましょう。

■教育専門用語を避ける
教員の世界では通じても、保護者にはよく分かりません。 分かりやすい言葉に置き換えたり、解説を加えたり、別の表現方法を考えたりしましょう。

また、教務が変わることで評価が一変する経験は、私の教員時代もありました。そういう時は その学校において、学校長がもっとも信頼を寄せている教員の書いた所見や学級通信を見せてもらうなどしてはいかがでしょうか。ヒントが見つかると思います。

なお、学校長が変われば、「良い文章」なるものは変わるということも心に留めておいてください。

私自身、行政10年目ですが、文章については今も悩み、苦労しています。さらに具体的な解説につきましては、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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