学級経営は、教員にとって基本中の基本です。教師と子どもの信頼関係と子ども同士のより良い人間関係を築いて、良い学級集団をつくることで、授業や教科指導はより効果的になります。また、⼦どもの成⻑には環境要因が⼤きく影響するため、学級という環境を整えることで、個々の⼦どもの主体性や相互の関係性が⾼まり、「主体的・対話的で深い学び」の実現や、問題⾏動を減らすことにもつながります。逆に、基盤となる学級集団づくりができていないと、授業や学級活動でどんなに良い実践法を学んでも、その効果は⾼まっていかないのです。
現在の教員養成課程には学級経営が専⾨科⽬として位置づいていないこともあり、学級経営をどうしたらよいかと、悩んだり迷ったりしている新任教員は少なくありません。学級経営⼒は、教員⾃⾝が主体的に学び、実践経験を通して⾼めていく必要があるのです。
この「学級経営コース」では、⾝につけるべき学級経営の基礎を、具体例をもとに学んでいきます。