第2章 学級経営の実践1
Lesson2
学級での活動の進め方(2)〜集会活動〜
2.3. 集会活動は、見通しをもって進めていますか?

集会活動の手順を事前に指導し明確にしておくことで、子どもたちが主体的に活動することができます。

「めあての設定 → 準備 → 振り返り」の活動全体を見通して、 学級目標にあった「提案理由」や「めあて」を考える ことができるようにしましょう。

「提案理由」や「めあて」は、話合いで決定するときのよりどころになります。子どもたちが慣れていない場合は、一緒に考えましょう。

準備から振り返りまで

係を決めて分担する

集会活動では、 当日だけでななく準備も全員で行います 。学級会で決定した集会活動の計画に基づいて、みんなで役割を分担し、協力できるように係を設置しましょう。

     

お知らせ係

日時や内容などをポスターにして飾ったり、新聞にして家庭に知らせたりする。

司会係

集会を盛り上げるための司会進行を考え、当日の司会も担当する。

表彰係

賞状やメダルなどをつくって表彰する。


思い出係

タブレット等を活用し、写真を撮る。
後日印刷し、掲示する。

それぞれが得意分野で活躍したり、新しい係に挑戦したりするのもいいですよね。
係は 全員で分担し、学級全体で集会を盛り上げるように します。そうすることで、学級の一員としての意識や帰属感が高まります。

集会活動に慣れるまでは、 「誰が」「いつまでに」「どんな仕事をするか」 「どのような⼿順で進めるか」を確認するとよいでしょう。



活動をする

集会を始める前に、必ず 「めあての確認」をする場⾯を設けましょう。 「今⽇の集会は何のためにするのか」を再確認することで、⼦どもたちが⽬的意識をもって集会に取り組むようになります。

予定通りに活動できているか、 役割がうまく機能しているかのチェックも忘れずに!



振り返る

集会の最後に振り返る時間をとったり、終わってから感想を書かせたりして、 集会のめあては達成できたか」「⾃分はどのように取り組んだか」などを振り返らせ、反省点を明らかに します。

子どもたちの振り返りを提示することで次への意欲づけとなり、よりよい集会活動へとパワーアップしていきます。

Lesson2
はここまでです。
さっそく学級会で実践してみましょう!



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