1/20オンライン講座「ギフテッド当事者の『声』から、支援ニーズを考える」(講師:室橋春光×小泉雅彦×うつむく くん)のお知らせ

ギフテッドの子どもたちへの教育や支援のあり方は、近年、多くの人々の注目を集め、様々な議論が展開されています。文部科学省も今年度から正式に予算をつけ、支援事業を開始しました。特殊な能力をもつゆえに、生きづらさを抱えた子どもたち――。
その生きづらさや学校への違和感を理解するためには、まずは当事者たちの「声」に耳を傾ける必要があります。いまだ明確な定義がないゆえに、学校現場での姿や、その苦しみが見えにくい彼ら・彼女への「合理的配慮」をどう考えていけばよいのか。
この研修会で、一緒に考えてみませんか?
講師陣は、発売中の新刊『ギフテッド応援ブック』(小学館)制作チームの中核を担った実践者にして研究者、小泉雅彦先生と、その師匠であり発達障害や特別支援教育、ギフテッドについての研究を蓄積してこられた室橋春光先生。さらには当事者代表として、小泉先生が10年以上にわたり運営してこられた当事者のための居場所「ギフ寺」の副住職である、うつむくくんにご登壇いただきます。
うつむくくんによる、学校現場の課題についての率直かつ建設的な指摘に、ぜひ一緒に耳を傾けましょう。
【イベント名称】
【小学館せんせいゼミナール】ギフテッド当事者の「声」から、支援ニーズを考える
【開催日時】
2024年1月20日(土)19:00~21:00
【講師】
室橋春光 先生(北海道大学名誉教授・教育学博士)
小泉雅彦 先生(ギフ寺住職)
うつむく くん(ギフテッド当事者・ギフ寺副住職)
【対象】
全国の学校・保育園・幼稚園の先生方、保護者の皆様
【参加費】
3,000円(税込)
※2週間の見逃し配信あり
なお複数人で参加される場合も、参加される方お一人ずつ個別にお申し込みください。複数人分をまとめてお申し込みご希望の場合は、 senseiseminar@shogakukan.co.jp までメールでお知らせください。
【プログラム予定】
19:00~19:05
趣旨説明、スケジュール説明
19:05~19:20
DVD「私たちの秘密基地~ギフ寺が問いかけるもの」部分上映
19:20~19:40
小泉雅彦先生 講座 「ギフ寺で一体、何が起きていたのか」
19:40~20:00
室橋春光先生 講座 「当事者の声に基づいた臨床研究とその成果」
20:00~21:00
鼎談 室橋春光先生 × 小泉雅彦先生 × うつむくくん
「学校現場は、何をどう変えるべきなのか」
※リアルタイムで書き込んでいただいた参加者からのご質問にも時間の許す限りお答えいただきます。
【講師プロフィール】
室橋春光(むろはし・はるみつ)
北海道大学名誉教授・教育学博士。専門は教育心理学。北海道大学工学部卒業。北海道大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程修了。富山大学教育学部教授、北海道大学大学院教育学研究科教授、札幌学院大学人文学部教授等を歴任。著書に『発達障害』(太田昌孝編 分担執筆 日本評論社 2006年)、『生理心理学と精神生理学 第3巻 展開』(堀忠雄ほか監修 共編著 北大路書房、2018年)、『特別支援教育の理論と実践 概論・アセスメント』(共編 金剛出版 2018年)等がある。
小泉雅彦(こいずみ・まさひこ)
ギフテッドの子どもたちのための居場所・「ギフ寺」住職。北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程習得。専門は特別支援教育臨床、認知心理学。
うつむく くん
ギフ寺初期メンバー。癒しを求めてギフ寺へ。現在は副住職としてギフ寺の活動をサポートしている。

【主催】
小学館 教育技術編集室
せんせいゼミナール